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ゲームオンチ的レビュー「Two Worlds II」

「Two Worlds II」は、本当は面白いのかもしれない。 header_292x136.jpg 画像や動画:Steam (2011/9/22現在)Steamでセール中なので、レビューなど書いておきます。 『Two Worlds II』は広大なオープンワールドを舞台にしたハックアンドスラッシュRPG。 三人称視点でキャラクターは男に固定。(この時点で相当数の日本のRPGファンが離れたと聞いています) グラフィックには非常に癖があり、なんちゃってアジアムードなデタラメのカタカナが書かれた墓場があったり、なにもない広大だなだけの草原が広がっていたり、なにもない広大な海原が広がっていたりします。(もちろん、ファンタジーの世界ですから、墓石に刻まれているのはカタカナではないはずです。はずですが、明らかにデタラメなカタカナです) とにかく広大な草原には本当になにもなく、ダチョウやサイやチーターがいるほかには、たまに蟻塚があるぐらいです。 クエストは本当にたくさんあり、廃墟となった町の掲示板に張ってある過去のクエストなんかもちゃんとこなせたり、ことかきません。 クエストは完璧にお使いとしか思えない何のストーリーもないものが多く、こなしたからといって満足感もなく「それで?」というものが多いですね。 こなしたことによって街の人の信頼が得られるとか、尊敬されるとか、ストーリーが変化するとか、そういうこともありません。 それでもなぜか、ちまちまプレイしてしまうところがこのゲームの恐ろしいところなんですが、単純作業の戦闘がやや癖になるところはあります。 戦闘は、全くレベルを上げずに装備もアップグレードしなければ,かなり緊張感があります。 逆に言えば典型的な「レベルを上げて物理で殴ればいい」ゲームです。 魔法はなんか面倒くさいです。 最後の最後のボス戦以外に、戦闘で苦労することはほとんどありません。 宝箱もピッキングが面倒くさい場合は、レベルを上げて物理で殴れば壊れます。(ゆとり使用ですがさくさく進みます) 特徴は、とにかく大量の武器や魔法のグッズが手に入るので、それをじゃんじゃん素材に分解し、武器のアップグレードに使えることです。 多種多様な武器が手に入りますが、とにかく一番でかくて強力な物理で殴るのが一番なので、固定された武器ばかり使いがちです。 飽きたら途中で戦士から魔法使いに金で変身することも出来ます。 マルチはつまらないです。レベルの高いやつが敵を瞬殺するのをあとから走って追いかけていく感じで終わります。戦場レポーター気分です。 やってみれば面白いことは面白いんですよ、本当に。 でもなにが面白いのかさっぱりわからないし、やっている最中ですら面白いんだけど、本当に面白いのかなーって悩むことが多かったゲームです。 ゲームオンチ的には残念としかいえません。