Windows 8 Consumer PreviewでもPCゲームは案外問題なく動くかも
動作確認に使ったPCの構成
OS:Windows 8 Consumer Preview 64bit
CPU:Athlon II X4 Quad-Core 631 BOX(クロック周波数:2600MHz ソケット形状:Socket FM1 二次キャッシュ:4096KB)
ビデオカード:SAPPHIRE HD5670 512M GDDR5 PCI-E HDMI(ATI/RADEON HD 5670 搭載スロット:PCIExp 16X モニタ端子:D-SUBx1/DVIx1/HDMIx1 メモリ:GDDR5/512MB)
マザーボード:ASUS F1A55-M LE(MicroATX CPUスロット:SocketFM1 チップセット:AMD/Hudson-D2 FCH メモリータイプ:DDR3)
メモリ:DDR3 W3U1600HQ-4G DDR3 PC3-12800 CL9 4GB x 2
OSは
クリーンインストールです。
まず新しいOSでもっとも問題になるドライバの問題ですが、インストールさえすめば通常使用するのにはまったく問題なく利用可能です。
インストールも簡単で、標準の状態でもあっけないほどトラブルなく動きます。
※追記:トラブルなくというのは言い過ぎでした。忘れていましたが、最初の起動時には増設したハードディスクを
Windows 8が認識しておらず、コンピューター>管理から、コンピューターの管理>記憶域>ディスク管理で認識していないHDDにドライブレターを割り振る必要がありました。それ以降は問題なく、もちろん記録されていたデータにも以上はありませんでした。
インストールの際には、
Xbox Live IDの入力を求められる場面もあり、
Xbox Liveのアカウントでもログイン可能になっています。(私の環境ではまだ評価版のためか、
Xbox Liveアカウントでのログインは現在利用できないとの表示でログイン不可だった。)
Xbox Liveでは
Xboxのゲームが購入できたり、プレイ履歴なども見られるようになっているようですが、詳細はよくわかりません。
Pinball Fx2はプリインストールされていて、自由に遊べます。
パドルをマウスで弾いて、フリッパーを左右のCtrlキーで操作してボールを跳ね返すのですが、なかなか面白いです。
Xbox Liveもそうですが、スタート画面は
Metro UIを採用しているため、マウスでの操作よりはタッチパネルでの操作を想定しており、これまでの
Windowsとは操作方法がまったく異なります。
Metroスタイルでは
Windowsなのにウィンドウがありません。
アプリケーションが全画面で表示されるため画面の右端にマウスを持っていくとメニューが表示されたり、左下端へマウスを移動することでスタート画面とトグル操作で画面を切り替えたりといった操作になります。
Metroスタイルでは、いわゆる×ボタンがないのでウィンドウの操作に慣れていると違和感があると思います。
個人的には、まず
Windows 8のシャットダウンができませんでした。
スタートメニューがないので、どうやってシャットダウンしたらいいのか方法がわからず大変迷いました。
スタート画面の右端へマウスを置くと表示されるメニューの中に終了のアイコンがあるので、そこからシャットダウンできます。
エクスプローラを起動すると、スタートボタンがないだけの
Windows 7ライクなデスクトップが出現します。
エクスプローラでの操作はそれほど戸惑うことはないと思われます。
肝心のゲームプレイですが、まずは
Minecraftで試してみました。
初期状態の
Windows 8では
Minecraftをインストールしただけでは、起動するものの
ビデオカードのドライバに関するエラーでプレイできませんでした。
Windows 7用のドライバを
ビデオカード付属のCDからインストールしようと試みましたが、対応していないバージョンの
Windowsであるというメッセージが出てインストールできず断念せざるを得ませんでした。
ただし、
ビデオカードに関してはすでに
Windows 8対応のドライバが存在するので、ダウンロードし問題なくインストールできました。
NVIDIA : VERDE DRIVER FOR WINDOWS 8 CONSUMER PREVIEW
AMD : AMD Catalyst Drivers Windows 8 Consumer Preview
Minecraftですが、
ビデオカードのドライバさえインストールすれば、一瞬ブラックアウトするものの問題なくプレイ可能です。
管理者権限で実行しないといけないような情報も目にしたので、一応管理者権限で実行しましたが、なくても起動するようです。XP互換モードも試しましたが、これもなくてもいいようです。
インストール後はsavesフォルダを上書きで難なくデータも引き継ぎできました。
ただし、この時点で
サウンドが出ていなかったため、コンピューターのプロパティからデ
バイスマネージャーを開き、
サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラーからデ
バイスのドライバーソフトウェアの更新を行い、ドライバCDを指定してドライバのインストールを実行。
サウンド関連のドライバは
Windows 7のもので問題なく動作するようになりました。
次にSteamのインストールですが、バックアップしたSteam.exeとsteamappsフォルダのコピーだけではさすがに動作せず。
一旦、通常通りSteamの
クリーンインストールを行いました。
セーブデータなどは
クラウドにセーブされているため、Steamにログイン後にゲームをダウンロードするだけで問題なくプレイ可能です。
MODの導入や日本語化を行っている場合はsteamappsフォルダの上書きで
Windows 8移行前の環境がちゃんと再現されました。あらためて日本語化する必要などはありません。
Windows 8でSteamからプレイしてみたゲーム
・Portal
・Terraria
・Just Cause 2
・The Elder Scrolls IV: Oblivion Game of the Year Edition
・The Elder Scrolls V: Skyrim
・Sid Meier's Civilization V
このあたりのゲームは問題なくプレイ可能でした。
詳細に確認したわけではないですが、
Windows 7で動作するゲームはほぼ問題なく動くのではないかという印象です。
Xbox Liveへの対応など、ゲームとの親和性が高そうなOSなので、ゲーム目的であれば意外と安心して乗り換えが出来そうです。
最後に、最低限のセキュリティを確保したい場合には
無料版アバスト!が
Windows 8にいち早く対応しているので便利です。