マイクロソフトのコンプライアンスってどうなってるの?こんなに情報漏れちゃってもいいのか?
LinkedInの登録情報から、次世代
Xboxの存在がまた明らかになっている。
LinkedIn(リンクトイン)は、2003年5月にサービスを開始したソーシャル・ネットワーキング・サービス、及び、同サービスを提供するアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカの企業。ビジネスに特化したサービスを特徴としており、2011年3月現在の登録ユーザーは全世界で1億人を超える。
概要
利用者の履歴書情報を中心とし、サービスの中で求人や商談を行ったり、専門家とコンタクトを取ることができる。
参照:ウィキペディア
履歴書情報の中に含まれていたのが、
Jeff Faulkner氏が「
マイクロソフトの次世代
Xboxクリエイティブディレクター(
Xbox Next Gen Creative Director)」だということ。
Jonathan Harris氏が「次世代エンターテイメントのデザイン(Designing the next generation of entertainment)」に携わっていること。
Joe Langevin氏が「次世代デ
バイスでの電磁波の干渉を防ぐハイスピードデータバスのシミュレーションとデザイン(I designed and simulated high speed data buses to prevent electromagnetic interference in next-gen devices.)」に携わっていること。

とにかく
マイクロソフトの
コンプライアンスはめちゃくちゃで、情報はだだ漏れだ。
次世代
Xboxはおそらく存在する。(みんな知ってることだけれど)
過去には、もうゲーム機は次世代機が最後になる、なんていうアナリストの予測もあった。
Gamebusiness.jp:
「ゲーム機は次の世代で最後になる」−次に来るのは果たして?
そんな中で
マイクロソフトが果敢に
次世代ゲーム機開発に挑んでいるのは確かなようだ。
個人的には、その挑戦を賞賛したい。
だが、ゲームソフトの
マルチプラットフォーム化が進む現在、あえてゲーム専用ハードウェアをリリースする意味があるのかには、意見が分かれるところだろう。
SCEや
任天堂が新ハードを出さないのなら、市場の安定という意味においてそれなりに意味があるだろうが、事実
Wii Uがリリースされることは既に決まっている。
複数のゲーム専用機がリリースされても、現代の開発に金のかかるゲームソフトは、結局すべてのハードでリリースされてしまう。
いっそのこと、規格をオープンにしてしまった方がいいのではないかと思えるほどだ。
ただし、その場合、ゲーム機の価格が高騰することは歴史が証明済みだ。そんなことは起こらないはずだと誰もが思っていた。最近までは。
いすれにせよ、
マイクロソフトは次世代機をごく近いうちにリリースする。
ソース:CVG
そして、意外なことに規格をオープンにする流れが始まっている。
次世代ゲーム戦争の覇者はXboxかプレイステーションか?それとも任天堂?
次世代
Xboxが開発中の一方で、(市場への投入が遅れているものの)新型
Tegra採用の
スマートフォンの登場が近づいている。
低消費電力動作用のシングルコアと高負荷処理用の
クアッドコアの5コアCPU、そして12コア
GPUを搭載した新型
Tegraは、ゲームにとっても魅力的な性能を備えている。
Kal-Elと呼ばれるこの新
Tegraは、現在最新の
スマートフォンに搭載されているTegra2の2倍の性能で、
なおかつ
ベンチマークテストでは、PC用のCPUである
Core 2 Duo T7200(2GHz)を上回る性能を見せている。
Core 2 Duo T7200といえば(CPU性能はあまり必要とされていないとはいえ)現在の主なPCゲームの動作条件を満たす性能といえる。
2014年登場予定の「Stark」に至っては
Tegra 2の約75倍の性能と言われており、現在のPCの性能を上回る。
ソース:ITmedia
ゲーム機や斜陽のPCと違い、2015年には
スマートフォンは世界に10億台普及するとも言われている。
ソース:ITmedia
10億台の
スマートフォンすべてが現在のPCを上回るレベルの処理能力を持つとすれば、そこで動作するゲームの市場は、当然いまの
Xbox360の市場を遙かに上回る。(もちろん性能もだ。現在
スマートフォンの唯一の弱点である本体メモリ容量なども、その頃には当然現在のPCと遜色ない容量になっていると予想される。)
そんな2014年に、はたして
Wii Uや次世代
Xboxの市場はあるのだろうか?
現在でも、Unityや
Unreal Engine 3は、PCや
Xbox360、
プレイステーション3と
スマートフォンとの
マルチプラットフォームを前提に設計されている。
つまり、今後も
デベロッパーは、
Xboxや
Wiiと
スマートフォンとの
マルチプラットフォームでゲームを開発するだろうということだ。
次世代
Xboxでプレイできるゲームが、
スマートフォンでもリリースされていく可能性は高い。
一方で
SCEは
プレイステーション スイート(
PlayStation Suite)というサービスプラットフォームへ舵を切り出している。
プレイステーション スイートは
Android、PS Vita、
プレイステーション3で動作するサービスの名称だ。
プレイステーション以外の機器でも
プレイステーションのゲームが動作するようオープン化されたサービスである。
Androidスマートフォンであれば、
プレイステーションクオリティが保てる物には
PlayStation Certifiedロゴがライセンスされる。
ソース:ウィキペディア
これは
Wii Uや次世代
Xboxの動きとは真逆だ。
むしろ
プレイステーションブランドをゲーム機の名前ではなく、サービスの名称にしてしまうということだ。
プレイステーション対応の
スマートフォンなら、どの
スマートフォンでも
プレイステーションのゲームが遊べますよ、というサービスである。
現在、
SCEが抱える
プレイステーションのゲーム資産価値は計り知れない。
そのすべてが(適正な価格で)
スマートフォンでプレイ可能になれば、いまゲーム機として注目される
iPhoneよりも強いブランドになれるかもしれない。
なにしろ、
iPhoneも
Androidも現在ストアに山ほどゲームがあるが、そこは権利を無視したパクリゲームや、出所の定かでない怪しいゲームや、全く面白くもないゲームで満ちている。
ゲームの価格は安いが、面白さというのは全く保証されていない。
いわゆる
アタリショックにも似た粗製濫造状態だ。
誰かがクオリティをコン
トロールしなければならないが、価格が安くて数が多いことを自慢しているようでは、
Appleにはそれは無理だ。
そこで、コアなゲームファンにも信頼されている
プレイステーションブランドが重要になる。
プレイステーションが、ハードウェアからサービスになる意味はそこにある。
アタリショックのあとに出現した
任天堂ファミリーコンピューターのように、
プレイステーションにはチャンスがある。
だからこそ、次世代
プレイステーションは
スマートフォンの中のサービスで、ハードウェアとしては発売されないかもしれない。
もちろん、
プレイステーションブランドのゲーム機はリリースされるだろう。
例えばPS Vitaはその最初の一台かもしれない。
現在の
プレイステーション3と遜色ないゲーム体験を携帯ゲームで実現するPS Vitaというハードは、この
プレイステーションのサービス化という流れと非常に相性がいい。
PS Vitaをとおして、
プレイステーションの未来の姿がのぞけるかもしれない。
大画面でプレイしたいときにはテレビへ映像を出力し、コントローラーはいままで通り
Bluetoothで
スマートフォンに接続し、ゲームを楽しむ。
外では携帯電話として利用する。
空いた時間はゲームを楽しみ、気が向けばオンデマンドで映画をダウンロードし、外出先でも家のテレビでも見ることが出来る。
そんな姿が、次世代
プレイステーションなのかもしれない。
そんな未来がくるのなら、
ゲームオンチ的には大歓迎だ。
同様の動きは
マイクロソフトにもあり、
Xboxのゲームは、時期PC用OSである
Windows8や、
Windows Phoneでもプレイできるといわれている。
今後の
プレイステーションと
Xboxの市場争いは、Andoroid vs
Windows Phoneというかたちで引き継がれるのかもしれない。
他社へゲームを提供しないと、かたくなな姿勢を貫く
任天堂は、果たしてどうするだろうか。