ゲームオンチ的レビュー「Osmos」と「ORBITAL」
Wiiウェア-Art Style-「ORBITAL」と、IGNが選ぶThe Top 25 iPhone Games 3位Osmos
1位でいいと思うんですが。(なぜだIGN。あんなに褒めてたのに!)
OsmosはPC版とiOS版が存在する、パズルといえばパズルだし、ストラテジーといえなくもない、アクション性はあるようでない、という不思議なアートゲームです。
Wiiウェアの-Art Style-シリーズ「ORBITAL」(古くはBit Generationsの「Orbital」)も、同じようなアート系でアンビエントなゲームです。
ORBITALは星を操るゲームです。
重力が大きな要素を占めていて、放っておくとプレイヤーの操る星は等速直進運動で動きます。ボタンで重力を発生させるか、反重力を発生させることでコントロールします。スウィングバイのようなマニアックな動きもしたりします。
ゲームの目的は、自分より小さい青い星を吸収し巨大化すること、他の星を自分の衛星にしてまわることだったりします。
自分より大きい赤い星の重力に捕まってはいけません。
最終的には黄色いゴール惑星を捕まえて衛星にすればクリアです。
ORBITAL
Osmosは、細胞(みたいなもの)を操るゲームです。
慣性が大きな要素を占めていて、放っておくとプレイヤーの操る細胞は等速直進運動で動きます。左クリックで特定方向へ細胞の一部を打ち出すことでコントロールします。作用反作用で動きます。
ゲームの目的は、基本的には自分より小さい青い細胞を吸収し巨大化することです。
自分より大きい赤い細胞に飲み込まれてはいけません。
最終的には各ステージの最初に設定された目標を達成すればクリアです。
Osmos
ゲームの骨格はやばいぐらい同じです。
ORBITALは3次元で動いてますが、Osmosは平面の2次元の動きしかしません。
そのあたりの違いはありますが、Osmosにもよせばいいのに宇宙っぽいステージが出てきます。
そうなるとかなりプレイフィールも似てきます。
ORBITALは海外ではORBIENTという名称だそうですが、タイトルも似ています。
この程度の類似性なら盗作とはいいませんが、クローンの範疇に入るゲームといえるかもしれません。
プレイすればわかりますが、どちらも非常に良質なゲームです。
それぞれ違った良さがちゃんとあります。
ORBITALには宇宙オタにはたまらないスウィングバイの快感が。Osmosには、無駄に眺めて過ごす鑑賞プレイが。
比較的自由に動けるけれど、巨大な星の軌道に入るために細かいコントロールが必要なORBITALと、コントロールは困難だけれど、移動することで自分がしぼむリスクを計算しながらプレイしなければいけないOsmos。
プレイしてみると難しさややり込み要素の方向性が全く違うゲームなので、どちらもそれぞれ面白いです。
なんといってもどちらも安い。
ぜひ購入して確かめて欲しいタイトルです。
ゲームオンチ的には、どちらもお勧め致します。