ゲームオンチ的レビュー「Sequence」
RPG+リズムゲーははたして面白いのか?……というかそんなゲームに存在意義があるのか?様々な疑問いっぱいの「Sequence」
RPGとリズムゲームを組み合わせてしまった奇ゲー「Sequence」です。
セールだったので購入してみました。
まだそれほどプレイしていないので、第一印象でしかないのですが、価格のわりには面白いです。
Steamで$4.99という安さが売りなので、良ゲー評価もあくまで価格に対しての評価を含みます。
7つのステージで、10時間を超えるストーリーモード、フルボイスアクトと、ワンコインのバリューゲームにしては、なかなかのボリュームを誇ります。
このゲームの特徴はなんといっても、戦闘がすべてリズムゲームであるという一点につきます。
スクリーン上を落ちてくる矢印にあわせてタイミングよくヒットさせる、完全なリズムゲームです。
WASDキーと方向キーを使ってコマンドを入れます。コントローラー対応のため、XBOXコントローラーでは方向キーとABXYボタンの双方を使えます。
チュートリアルで会話をスキップできないのが非常にウザイとか、ボイスアクトが下手とか、イラスト格好悪いとか、リズムゲーなのに音楽がビミューとか、いろいろ不満はあるのですが、戦闘がリズムゲームというのは新鮮でそれなりに面白いです。(普通にリズムゲームを買えばいいような気はしますが、その辺はあえて考慮しません)
英語でのプレイになりますが、ゲーム自体には影響はないです。
ただ、ムービー?(絵は止まってますが)のシーンでは吹き出しの中に字幕は出るのですが、次々進むのでじっくり読むことは出来ません。
ちょっとプレイした印象では、そんなに癖のある難しい英文ではないです。
インベントリ的な画面。フォントがなかなかお洒落です。
RPGの要素もアイテムや武器が手に入ったりするので、あるといえばあるんですが、基本はリズムゲームで敵と戦闘を繰り返しながら鍵を手に入れて7つのフロアを攻略するだけなので、リズムゲームといった方がいいですね。
戦闘では3つのフィールドが並んでおり、それぞれリアルタイムにキーが落ちてくるので、タイミングよくフィールドを移動しながらコマンドを入れていきます
戦闘なのですが、魔法を使う場合、まずマナのスクリーンでWASDと方向キーを双方駆使しながらマナをためます。
たまったらスペルのスクリーンに移動して、やはりリズムゲームの要領で矢印にタイミングあわせてスペルコマンドを入れて、敵にダメージを与えます。
その間も敵はリアルタイムに攻撃してくるので、敵の攻撃である矢印が落ちてきたら、ディフェンスのスクリーンへ移動して、タイミングよく攻撃を防ぎます。
ターン制ではなく、すべてリアルタイムに進行します。
3つのスクリーンを次々と移動しながら行うリズムゲームなので、とにかく忙しいです。
慣れてくると、この忙しさがRTS的な面白さを生じさせる気がしてきます。
あくまで価格のわりには、というものなので一切過大な期待はしてはいけないゲームなのですが、5ドルで買えるリズムゲームというのはなかなかめずらしいという点と、複数のスクリーンを行き来しながらプレイするリズムゲームという斬新さを加味して、ゲームオンチ的にはなんとなく良ゲー評価です。
購入はSteamから。